
国民的・世界的人気作品である『ジョジョの奇妙な冒険』。連載開始から35年以上が経過してもなお、その人気は衰えるどころか加速し続けています。
独特なセリフ回しやポージング、ファッション性の高さは「ジョジョ立ち」やインターネットミームとして広く知られていますが、シリーズ構成が非常に壮大であるため、「興味はあるけれど、どこから見ればいいのかわからない」「アニメと漫画で順番は違うの?」「部によって話が繋がっているの?」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
この記事では、これからジョジョの奇妙な冒険を始めようと考えている初心者の方が、迷わずに作品の奥深い世界に没入できるよう、最適な「見る順番」を専門家の視点で徹底解説します。
結論から言えば、公開順(第1部から順番)に見るのが最もおすすめです。
その理由や、各シリーズのあらすじと魅力、さらにはお得に視聴する方法までを網羅的に、かつ詳細に解説します。
ジョジョの奇妙な冒険を見る順番は?初心者におすすめの正解ルート
公開順(第1部から)に見るのが一番おすすめな理由
『ジョジョの奇妙な冒険』を見る順番として、第1部「ファントムブラッド」から順番に見ることが最もおすすめです。
これには明確な理由があります。『ジョジョの奇妙な冒険』は単なる能力バトルの連続ではなく、ジョースター家という高潔な一族の血統と、邪悪なカリスマ性を持つ宿敵ディオ・ブランドーとの100年以上にわたる因縁を描いた壮大な大河ドラマだからです。
第1部から順番に見ることで、読者は初代ジョジョであるジョナサン・ジョースターの「紳士としての精神」が、どのように子孫たちへ受け継がれていくのかを目撃することになります。
これこそが作品全体のテーマである「人間讃歌」や「黄金の精神」です。
例えば、第3部の主人公が戦う理由は、第1部から続く因縁を知っているかどうかで、その重みが全く違って感じられます。
途中の部から見始めると、過去の出来事やキャラクターの関係性が分からず、「なぜこの敵と戦っているのか」「このアイテムにはどんな意味があるのか」といった背景が理解できないため、感動が半減してしまう可能性があります。
したがって、原作者である荒木飛呂彦さんが描いた順番通りに視聴体験を積み重ねることが、作品の熱量と歴史を最大限に楽しむための正解ルートと言えます。
時系列順と公開順に違いはある?
『ジョジョの奇妙な冒険』において、作品が発表された公開順と、物語の中の歴史である時系列順は、基本的に一致しています。
第1部は19世紀末のイギリス、第2部は1930年代のアメリカやヨーロッパ、第3部は1980年代のアジア~エジプトといったように、シリーズが進むごとに時代も現実世界の時間経過に合わせて現代へと進んでいきます。
そのため、公開順に見ることは、そのままジョジョの世界の歴史(時系列)を追体験することになります。
例外として、人気キャラクター・岸辺露伴を主役としたスピンオフ作品などは時系列が前後する場合もありますが、本編のナンバリングタイトルに関しては公開順イコール時系列順と考えて問題ありません。
この構造のおかげで、読者や視聴者は時代の変化と共に進化するテクノロジーやファッション、そして荒木飛呂彦さんの作風や、能力バトルの変遷(波紋からスタンドへ)を違和感なく自然に受け入れることができます。
まるで歴史の教科書を順番に読み解くように、ジョジョの世界の変遷を楽しむことができるのです。
アニメ派と漫画派で見る順番は変わるのか
アニメで見る場合も、漫画で読む場合も、おすすめする順番は変わりません。
どちらのメディアを選ぶにしても、第1部から順番に楽しむのがベストです。
アニメ版は原作漫画のストーリーやセリフ回しを極めて忠実に再現しており、部ごとの区切りも明確です。
アニメならではの要素として、オープニング曲やエンディング曲が各部の時代背景やテーマを反映しており、物語の進行に合わせて映像が変化する演出なども見どころの一つです。
一方、漫画版は第1部から第6部までが一つの大きな流れとなっており、第7部以降はパラレルワールド的な位置づけのリスタートとなりますが、まずは第1巻から順を追って読むことで、作者の絵柄が劇画調からスタイリッシュなアートへと進化していく過程や、コマ割りの実験的な試みを味わうことができます。
媒体に関わらず、第1部から時系列に沿ってジョースター家の歴史を追うことが、ジョジョ体験の質を最も高める方法であり、アニメから入って漫画で深掘りする、あるいはその逆といった楽しみ方も可能です。
【アニメ版】ジョジョの奇妙な冒険 シリーズ一覧と見る順番
アニメ第1期~第5期(第1部~第6部)の順番リスト
アニメ版『ジョジョの奇妙な冒険』を見る正しい順番は以下の通りです。まず「1st Season(第1部・第2部)」を見ます。
次に「2nd Season(第3部)」、続いて「3rd Season(第4部)」、「4th Season(第5部)」、最後に「5th Season(第6部)」へと進みます。
この順番で視聴することで、物語の伏線やキャラクターの成長を余すことなく楽しむことができます。
各シーズンは独立した物語としての面白さを持ちながらも、全体として一つの壮大なサーガを形成しています。
例えば、第3部に登場する年老いたジョセフ・ジョースターを見て「あのやんちゃだったジョセフがこんなに渋くなって!」と感動できるのは、第2部を見ている人だけの特権です。
1st Season:ファントムブラッド(第1部)&戦闘潮流(第2部)

アニメの入り口となるのが1st Seasonです。
ここには第1部「ファントムブラッド」と第2部「戦闘潮流」が含まれています。
第1部「ファントムブラッド」では、19世紀後半のイギリスを舞台に、貴族のジョナサン・ジョースターと、貧民街からジョースター家の養子となったディオ・ブランドーの出会いから物語が始まります。
謎の石仮面の力で吸血鬼と化したディオに対抗するため、ジョナサンは呼吸法によって太陽のエネルギーを生み出す「波紋」を習得し、人間としての誇りをかけた死闘に挑みます。
続く第2部「戦闘潮流」では、時代が移り1938年へ。ジョナサンの孫であるジョセフ・ジョースターが主人公となります。
彼は生まれつき波紋の才能を持ちながらも、祖父とは対照的に計算高く、相手を翻弄するトリックスター的な戦い方を得意とします。
石仮面を作った「柱の男」たちという、吸血鬼をも凌駕する究極生物との知略を尽くした戦いが繰り広げられます。
このシーズンを見ることで、ジョースター家の「短命だが爆発的な正義の輝き」や、後のシリーズに続く因縁の原点を知ることができます。
2nd Season:スターダストクルセイダース(第3部)

2nd Seasonは、シリーズ屈指の人気を誇り、ジョジョブームを決定づけた第3部「スターダストクルセイダース」です。
舞台は1980年代後半、主人公はジョセフ・ジョースターの孫であり、日本の高校生である空条承太郎です。
この部から、「波紋」に代わる新たな能力「スタンド(幽波紋)」が登場し、能力バトルの概念を一新しました。
スタンドとは精神エネルギーが具現化したヴィジョンであり、持ち主の背後に立つ像として描かれます。
物語は、100年の眠りから目覚めたDIO(ディオ)の影響で承太郎の母に危機が迫り、彼女を救うために承太郎たちが日本からエジプトへの旅に出るロードムービー的な構成となっています。
タロットカードやエジプト神をモチーフにした多様な敵スタンド使いとの連戦、そして「オラオラ」「無駄無駄」のラッシュ対決など、ジョジョの代名詞とも言えるスタンドバトルの激しさが最大の見どころです。
3rd Season:ダイヤモンドは砕けない(第4部)

3rd Seasonは、第4部「ダイヤモンドは砕けない」を描いています。
舞台は1999年の日本、M県S市杜王町という架空の地方都市です。
主人公はジョセフ・ジョースターの不倫による隠し子であり、リーゼント頭がトレードマークの高校生、東方仗助です。
第3部までの世界を股にかけた壮大な冒険から一転し、見慣れた日常の風景の中に潜む恐怖やサスペンスを描く、サイコ・サスペンス色の強い作品となっています。
「スタンド使いはスタンド使いにひかれ合う」という法則のもと、町には多くの能力者が潜んでいます。
東方仗助とその仲間たちが、平穏な町で密かに殺人を繰り返す異常犯罪者・吉良吉影を追いつめる過程はスリル満点で、荒木飛呂彦さんの描く「奇妙な」日常感が際立っています。
第3部の主人公である空条承太郎も、仗助を導く年長者として重要な役割で登場するため、前作を見ておくことは必須です。
4th Season:黄金の風(第5部)

4th Seasonは、2001年のイタリアを舞台にした第5部「黄金の風」です。
主人公はDIOの息子でありながら、ジョースター家の正義の心を受け継ぐジョルノ・ジョバァーナです。
ジョルノは、街を汚す麻薬の流通を止めるため、ギャング組織「パッショーネ」に入団し、仲間たちと共に組織のボスを倒して、正しき「ギャング・スター」になることを目指します。
この部は、組織内での裏切りや暗殺チームとの死闘を描く群像劇であり、「覚悟」という言葉がキーワードになります。
自分たちの運命を受け入れ、困難に立ち向かう男たちの生き様は涙なしには見られません。
スタイリッシュな映像美とイタリアの風景描写も特徴で、独立したストーリーとしての完成度が非常に高いシリーズです。
ここでも第3部の出来事やキャラクター(ポルナレフなど)が物語の核心に関わってくるため、順番通りの視聴が推奨されます。
5th Season:ストーンオーシャン(第6部)

5th Seasonは、第6部「ストーンオーシャン」です。
舞台は2011年のアメリカ、厳重警備刑務所。シリーズ初の女性主人公である空条徐倫(空条承太郎の娘)が活躍します。
無実の罪で投獄された空条徐倫が、刑務所内でスタンド能力に目覚め、面会に来て襲撃された父・空条承太郎を救うために戦います。
敵は刑務所の神父であり、彼はかつてDIOと親交を持ち、DIOが遺した「天国へ行く方法」を実行しようと目論んでいます。
この第6部は、第1部から続いてきたジョースター家とDIOの因縁の全てが集約され、完結する物語です。
「重力」や「運命」といった哲学的なテーマが扱われ、衝撃的なラストシーンは、これまでのシリーズを全て見てきた視聴者にこそ深い感慨と、ある種の救いを与えます。
アニメ第7部(スティール・ボール・ラン)の放送はいつ?
現時点では、第7部「スティール・ボール・ラン」のアニメ化に関する公式な放送日の発表はありません。
しかし、これまでのシリーズが順調にアニメ化され、高い人気を博していること、そして第6部のアニメ放送が終了してから時間が経過していることから、ファンの間では制作発表への期待がかつてないほど高まっています。
第7部は19世紀末のアメリカ大陸横断乗馬レースを描いており、多数の馬が走るシーンがメインとなるため、アニメーション制作における技術的なハードルが非常に高いと言われています。
しかし、近年のCG技術の向上や、制作スタジオであるdavid productionの実力を鑑みれば、実現の可能性は十分にあります。公式からの続報を待ちましょう。
【漫画版】ジョジョの奇妙な冒険 原作を読む順番とシリーズ一覧

漫画第1部~第9部までの読む順番リスト
漫画版もアニメ同様、巻数の若い順(第1部から順)に読むのが正解です。
コミックスの巻数だけでなく、各部のサブタイトルを意識して読むと良いでしょう。
具体的には、第1部「ファントムブラッド」、第2部「戦闘潮流」、第3部「スターダストクルセイダース」、第4部「ダイヤモンドは砕けない」、第5部「黄金の風」、第6部「ストーンオーシャン」、第7部「スティール・ボール・ラン」、第8部「ジョジョリオン」、そして現在連載中の第9部「The JOJOLands(ザ・ジョジョランズ)」という順番になります。
この順番で読むことで、荒木飛呂彦さんの描く「人間讃歌」のテーマがどのように深まり、変遷していくのかを体験できます。
特に絵柄の変化は著しく、初期の筋肉質な描写から、中期以降のしなやかでファッション性の高い描写への変化も見どころです。
第7部「スティール・ボール・ラン」と第8部「ジョジョリオン」の繋がり
第6部までの物語で世界が一巡した後、第7部「スティール・ボール・ラン」からは新たな世界線(パラレルワールド)での物語がスタートします。
そのため、第7部から読み始めても物語自体は理解できますが、第7部と第8部「ジョジョリオン」は地続きの世界観であり、密接な繋がりがあります。
第7部の舞台は19世紀末のアメリカ大陸横断レースですが、第8部の舞台はその後の現代の杜王町です。
第8部には第7部の主要登場人物であるジョニィ・ジョースターのその後の運命や、彼がもたらした伝説が物語の根幹に関わってきます。
「聖なる遺体」などの重要アイテムの概念も引き継がれているため、第8部を深く理解し楽しむためには、必ず第7部を先に読んでおく必要があります。
最新作・第9部「ザ・ジョジョランズ」はどこから読める?
最新作である第9部「The JOJOLands(ザ・ジョジョランズ)」は、第7部、第8部と同じ世界線の物語です。
舞台はハワイであり、主人公のジョディオ・ジョースターが大富豪になることを目指す物語です。
第9部を楽しむためには、直前の第7部および第8部を読んでいることが推奨されますが、物語自体は新章としてスタートしているため、ここから読み始めることも不可能ではありません。
しかし、第9部の序盤には、過去のシリーズファンであれば思わず声を上げてしまうようなキャラクター(例えば岸辺露伴など)が登場したり、過去作の設定が引用されたりします。
これらのオマージュや繋がりを感じ取るためには、やはり既刊を読破した上で手に取るのが一番の楽しみ方です。
現在は「ウルトラジャンプ」誌上や、発売されているコミックスで読むことができます。
スピンオフ「岸辺露伴は動かない」を見る順番は?

本編のどこで見るのがベスト?時系列の解説
大人気スピンオフ作品『岸辺露伴は動かない』を見るベストなタイミングは、第4部「ダイヤモンドは砕けない」を見終わった後です。
なぜなら、主人公の岸辺露伴は第4部の主要キャラクターであり、彼がどのような人物で、どのような経緯でスタンド能力を持っているのかを知っていることが、物語を楽しむ前提となっているからです。
岸辺露伴は当初、主人公たちの敵として登場しますが、後に頼もしい(しかし性格はねじ曲がった)仲間となります。
彼の性格やスタンド能力「ヘブンズ・ドアー(相手を本にして情報を読み書きする能力)」の特性を理解していなければ、スピンオフの面白さは半減してしまいます。
時系列的には第4部の最中やその後の出来事として描かれていますが、第4部本編の核心的なネタバレを含む要素は少ないため、第4部完結後であればいつでも自由に楽しむことができます。
実写ドラマ版とアニメ版の違いと見る順番
『岸辺露伴は動かない』には、OVAとして制作されたアニメ版と、高橋一生さんが主演を務めるNHKの実写ドラマ版があります。
アニメ版は原作漫画のテイストを忠実に再現しており、独特の色使いやホラーチックな雰囲気が強いです。
一方、実写ドラマ版は「スタンド」という専門用語を使わずに「ギフト」と表現するなど、原作を知らない一般の視聴者にも分かりやすいような巧みなアレンジが加えられています。
しかし、小道具やセット、俳優の演技によって、根底にある「奇妙な」世界観は見事に再現されており、原作ファンからも極めて高い評価を得ています。
見る順番としては、原作やアニメの第4部を知っているならアニメ版から入るのがスムーズですが、ジョジョ自体をまだ知らないなら実写ドラマ版から入るというルートも非常におすすめです。
実写版はミステリードラマとしての完成度が高く、そこから興味を持って本編(アニメや漫画)へと進むファンも増えています。
ジョジョの家系図と相関図で理解する各部の繋がり

ジョースター家の家系図と歴代主人公(ジョジョ)の関係
『ジョジョの奇妙な冒険』を貫く縦軸は、ジョースター家の血統を示す家系図です。
この繋がりを理解すると、物語の深みが一層増します。
初代のジョナサン・ジョースターから始まり、第2部のジョセフ・ジョースターはジョナサンの孫にあたります。
第3部の空条承太郎はジョセフの孫(ジョナサンの玄孫)であり、ここで舞台は日本へと広がります。
少し複雑なのが第4部の東方仗助です。彼はジョセフが高齢になってから日本人の女性との間に作った隠し子であるため、系図上はジョセフの息子であり、空条承太郎にとっては年下の叔父という関係になります。
さらに複雑なのが第5部のジョルノ・ジョバァーナです。彼は肉体を奪ったDIO(首から下はジョナサンの肉体)の息子であるため、生物学的にはジョナサンの息子であり、ジョセフの叔父にあたる存在です。
そして第6部の空条徐倫は空条承太郎の娘です。
この壮大な血縁関係を頭に入れておくと、各部のキャラクター同士の掛け合いがより面白く感じられます。
第1部~第6部の一巡した世界とパラレルワールドの関係性
物語の大きな転換点となるのが第6部のラストです。
ここで敵の能力により宇宙が一巡し、歴史が変わるという壮大な展開を迎えます。
これを理解することがシリーズ全体の把握には不可欠です。
第1部から第6部までは、ジョナサン・ジョースターから空条徐倫へと続く一本の歴史(正史)です。
しかし、第6部の結末を経て世界は一巡し、第7部「スティール・ボール・ラン」以降は、それまでとは異なるパラレルワールド(基本世界とは別の可能性の世界)として物語がリブートされました。
この新世界では、ジョナサンやディオに似た名前や役割を持つキャラクターが登場しますが、彼らは以前のキャラクターと同一人物ではなく、新しい世界における「対応者」です。
この明確な区切りを理解することで、なぜ第7部で西部劇に戻ったのか、というシリーズの構造が整理できます。
敵キャラクター(ラスボス)とDIOの因縁による繋がり
シリーズを通して、魅力的な敵キャラクターたちもジョースター家と深く関わっています。
その中心に君臨しているのが「悪の救世主」とも呼ばれるDIO(ディオ・ブランドー)です。
第1部でジョナサン・ジョースターの青春を奪い、第3部では復活を遂げて空条承太郎たちの旅の目的(倒すべき絶対悪)として立ちはだかります。
彼の影響力は死後も消えません。
第4部ではDIOがばら撒いた「弓と矢」が事件の発端となり、第5部の主人公ジョルノはDIOの息子です。
そして第6部のラスボスであるプッチ神父は、かつてDIOと親交があり、DIOが遺した「天国へ行く方法」という思想を実現するために行動します。
このように、DIOという存在が直接的、あるいは間接的に第1部から第6部までの多くの事件の引き金となっており、彼こそがジョースター家の影の主役とも言える、シリーズ全体を貫く重要な存在です。
ジョジョの奇妙な冒険のアニメ・漫画をお得に見る方法
全シリーズを一気見できる動画配信サービス(サブスク)の比較
『ジョジョの奇妙な冒険』のアニメシリーズを一気見するためには、動画配信サービス(VOD)の利用が最も便利でコストパフォーマンスが良い方法です。特におすすめなのは「DMM TV」「U-NEXT」「dアニメストア」**の3つです。
DMM TVは月額料金が550円(税込)と非常に安く、新作アニメのカバー率も高いため、アニメファンには最適です。また、2.5次元舞台版のジョジョなどの関連作品も配信されていることがあります。
U-NEXTは月額料金は高めですが、アニメだけでなく原作漫画も電子書籍として読むことができ、毎月付与されるポイントを漫画購入に充てることが可能です。
アニメと漫画の両方を一つのアプリで完結させたい方に向いています。
dアニメストアはアニメ特化の老舗サービスで、月額550円(税込)で利用でき、検索機能などがアニメ好きに使いやすく設計されています。
これらのサービスでは、第1部から第6部までが見放題配信されていることが多いため、自分の視聴スタイルに合わせて選ぶと良いでしょう。
アニメ第1話を無料で視聴する方法はある?
多くの動画配信サービスでは、初回登録時に無料トライアル期間を設けています。
これを利用しない手はありません。例えば、DMM TVやU-NEXTなどの無料体験期間(通常2週間~1ヶ月程度)を利用すれば、第1話を含む全エピソードを期間内であれば実質無料で視聴することが可能です。
また、AbemaTVなどのインターネットテレビ局では、人気アニメの一挙放送を定期的に行っています。
このタイミングを狙えば、会員登録なしで視聴できる場合もあります。
さらに、作品のプロモーション時期には公式YouTubeチャンネルなどで第1話などの期間限定無料配信が行われることもありますが、全話確実に見たい場合は動画配信サービスの無料期間を活用するのが最も賢く、ストレスのない方法です。
漫画全巻を最安値で読むための電子書籍サービス
原作漫画を全巻紙のコミックスで揃えると100冊を超え、保管場所も費用も大きな負担となります。
そこで、電子書籍サービスのキャンペーンやクーポンを利用するのが最も安く読む方法です。
「DMMブックス」や「ebookjapan」などの電子書籍ストアでは、初回購入時に大幅な割引クーポン(例:70%OFFや90%OFFなど)を配布していることが多く、これらを活用してまとめ買いをすると、定価の半額以下で揃えられることもあります。また、『ジョジョ』にはデジタル着色された「カラー版」の電子書籍も存在し、モノクロ版とは違った鮮やかな色彩で作品を楽しむことができます。
U-NEXTであれば、動画視聴会員に毎月付与されるポイントを使ってコツコツ漫画を購入することもできます。
紙のコミックスを中古で揃えるのも手ですが、場所を取らず、常に全巻を持ち歩ける電子書籍のセールを狙うのが現代的な「お得な読み方」です。
ジョジョの奇妙な冒険の順番に関するよくある質問
いきなり第3部から見ても話は分かる?
結論から言うと、話の大筋は分かりますが、面白さは確実に半減します。
第3部「スターダストクルセイダース」は物語の構成が「敵を倒しながら目的地へ向かう」というシンプルなもので、スタンド能力という視覚的に分かりやすいバトル要素があるため、単体のアクション作品として楽しむことは十分に可能です。
しかし、ラスボスであるDIOとジョースター家の100年にわたる因縁や、第2部の主人公だったジョセフ・ジョースターがなぜあのような性格なのかといった背景を知らないまま見ることは、映画をクライマックスから見るようなものです。
第3部のラストシーンでの感動やカタルシスは、第1部や第2部での積み重ねがあるからこそ生まれるものです。
可能な限り、第1部から順番に見ることを強く推奨します。
アニメを見るのにかかる時間の目安は?
アニメ『ジョジョの奇妙な冒険』の総話数は、第1部から第6部まで合わせて約190話です。
1話あたり約24分(オープニング・エンディング含む)として計算すると、全話視聴するには約76時間かかります。
これは、毎日2時間(4~5話)見続けたとして、約1ヶ月半(38日程度)かかる計算です。
数字だけ見るとかなりの長編ですが、物語の展開がスピーディーで、各話の引き(クリフハンガー)が非常に上手いため、「続きが気になって止まらない」という状態になりがちです。
週末や長期休暇を利用して一気見するのもおすすめですし、毎日の通勤・通学時間の楽しみとして少しずつ消化するのも良いでしょう。
ジョジョの奇妙な冒険のアニメと漫画の違いは?
アニメ版と漫画版の最大の違いは、「動き」と「音」による演出の強化と「色彩」の表現です。
アニメ版では、原作漫画の特徴的な擬音(「ゴゴゴゴ」「ズキュウウゥン」など)が文字として画面に表示されるユニークな演出が取り入れられています。また、シーンの心理描写に合わせて空の色が黄色やピンクに変わるといった、原作のカラーイラストを意識した大胆な色彩設計が採用されており、荒木飛呂彦さんの独特な世界観を見事に映像化しています。
さらに、声優陣の熱演によって「無駄無駄無駄!」「オラオラオラ!」といったラッシュ時のセリフに魂が吹き込まれています。
ストーリーに関してはアニメ版も原作に非常に忠実ですが、一部のセリフやシーンが放送時間の都合でカットされたり、逆にアニメオリジナル(アニオリ)の補完シーン(例えば第5部の暗殺チームの過去など)が追加されたりしています。
まずはアニメで全体像を掴み、その後に漫画で荒木先生の緻密な書き込みやセリフのニュアンスをじっくり味わうという楽しみ方が、両方の良さを享受できる最高の方法です。