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パートナーの行動に不審な点を感じ、「もしかして浮気?」という疑念が頭をよぎったとき、多くの方が探偵への依頼を検討するでしょう。
しかし、その前に「自分でできることはないだろうか」と考えるのは自然なことです。
真実を知りたいという気持ちが強いあまり、冷静さを失い、焦って行動すると、かえって状況を悪化させてしまう可能性もあります。
決定的な証拠を掴むどころか、相手に警戒され、夫婦関係に修復不可能な溝を作ってしまうことさえあるのです。
この記事では、探偵の専門家である株式会社ワンプロテクトの代表取締役、髙村 一成さんの知見も交えながら、探偵に依頼する前にご自身でできる浮気調査の方法とその限界、そして絶対に避けるべき危険な行動について、網羅的に解説します。
この記事を最後まで読めば、感情に流されることなく、客観的な視点から現状を分析し、あなたが次に取るべき最善の行動が明確になるはずです。
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探偵を頼む前に自分でできる浮気調査7選と注意点
探偵に正式に依頼する前に、ご自身で情報を集めることは、後の調査を有利に進める上で非常に重要です。
事前に確度の高い情報を集めておけば、探偵の調査期間を短縮でき、結果的に費用を抑えることにも繋がります。
しかし、その方法には細心の注意が必要です。ここでは、自分でできる7つの調査方法と、それぞれの注意点をより深く、具体的に説明します。
①パートナーの言動や帰宅時間の変化を記録する
まず、すべての調査の基本となるのが、パートナーの行動パターンの変化を客観的かつ継続的に記録することです。
急に帰宅時間が遅くなる日が増えた、特定の曜日に「会議」や「接待」といった理由で不在がちになる、今までなかった休日出勤や泊まりがけの出張が増えるといった変化は、浮気の典型的なサインである可能性があります。
その際、ただ「遅かった」と記録するのではなく、「何月何日(火曜日)、会社で急なトラブル対応との理由で23時半に帰宅」というように、いつ、どのような理由で、何時にどうしたのかを、具体的な日付や曜日、時間、本人が述べた理由まで詳細に記録しておきましょう。
さらに、スマートフォンの使い方に変化は無いかも重要な観察ポイントです。
常にスマホを手放さなくなった、画面を下にして置くようになった、お風呂やトイレにまで持ち込むようになった、あなたが近づくと急に画面を隠すなどの行動は、見られたくない情報があることの裏返しかもしれません。
その他にも、服装の趣味が急に若々しくなったり、下着を新調したり、今まで使わなかった香水の匂いがしたりといった些細な変化も、第三者の影響をうかがわせる重要な手がかりです。
これらの記録を感情を交えずに事実として淡々と蓄積していくことが、単なる思い込みや勘違いではなく、客観的な事実として後の調査の方向性を定める上で極めて有効な資料となります。
②クレジットカードの明細やレシートを確認する
金銭の動きは、言葉以上に雄弁に行動を裏付ける有力な証拠となり得ます。毎月送られてくるクレジットカードの利用明細を注意深く確認し、見覚えのないレストランやバー、ブティック、そして特にシティホテルや旅館などの宿泊施設の支払い履歴がないかを確認してみましょう。また、パートナーの服のポケットやカバンの中、車のダッシュボードなどから、不審なレシートが出てくることもあります。
一人で利用するには不自然なペアシートの映画チケット、女性もののプレゼントを購入したような領収書などは、特に注意が必要です。
ただし、これらの証拠だけでは「仕事の付き合いで部下と食事をした」「出張で使ったホテルだ」などと言い逃れされる可能性も高いことを理解しておく必要があります。
そのため、これらはあくまで状況証拠の一つとして捉え、決定的な証拠にはなり得ないことを認識しておくことが重要です。
見つけた情報は日付や店名、金額などを正確にメモしておき、先述の行動記録など他の情報と組み合わせることで、より信憑性の高い仮説を立てることができます。
③車の走行距離やカーナビの履歴をチェックする
パートナーが日常的に車で移動することが多い場合、車の利用状況を確認することも非常に有効な手段です。
まず、トリップメーターを確認し、普段の通勤や買い物では考えられないような走行距離の伸びがないか、給油の頻度が不自然に上がっていないかなどをチェックします。例えば、「今日は会社と自宅の往復だけ」と言っていたにもかかわらず、走行距離が明らかに多い日があれば、それはどこか別の場所に立ち寄ったことを示唆しています。
さらに、カーナビの走行履歴や目的地履歴は、より直接的な情報源です。
ラブホテル街や特定の住所、観光地などが目的地として設定されていないかを確認できます。
最近のカーナビは非常に高性能で、過去の走行ルートを詳細に表示できるものも多いため、パートナーがどこで誰と会っていたのかを推測する上で、非常に重要な手がかりとなります。
ただし、これもパートナーに気づかれないよう、自然なタイミングで確認することが鉄則です。
④SNSの投稿や交友関係を調べる
近年、FacebookやInstagram、X(旧Twitter)といったSNSが浮気の発覚につながるケースは少なくありません。
パートナーの公開されているSNSアカウントをチェックし、不自然なやり取りをしている特定の異性がいないか、知らない異性との交流が急に増えていないか、自分には見せないような表情の投稿がないかなどを確認します。
共通の友人がタグ付けした写真から、自分の知らない交友関係が明らかになることもあります。
ただし、注意点として、パートナーの許可なくパスワードを推測してSNSにログインする行為は、不正アクセス禁止法に触れる明確な違法行為です。
絶対にやめましょう。
あくまで、誰でも閲覧できる公開されている範囲の情報収集に留めるべきです。また、SNS上のやり取りだけで浮気と断定するのは早計です。
単なる友人関係である可能性も十分にありますので、普段の行動記録と照らし合わせて矛盾がないかを確認する、という補助的な使い方にしましょう。
⑤【要注意】スマホのチェックは違法になる?
パートナーのスマートフォンの中身は、LINEのやり取りや写真、通話履歴など、まさに情報の宝庫です。
しかし、その情報を手に入れたいという気持ちが、あなたを犯罪者にしてしまう危険性があります。
ロックを無断で解除して中身を盗み見る行為は、プライバシー権の侵害にあたる可能性が非常に高いです。
さらに、もし相手の許可なくパスワードを不正に入手したり、推測してログインしたりした場合は、不正アクセス禁止法という刑事罰の対象になるリスクさえあります。
たとえ長年連れ添った夫婦であっても、個人のプライバシーは法的に尊重されるべき権利です。
自分で決定的な証拠を見つけたいという気持ちは痛いほど分かりますが、法を犯して得た証拠は、裁判で証拠として採用されないばかりか、逆にあなたが相手から損害賠償を請求される可能性もあるのです。
リスクとリターンが全く釣り合わない行為であるため、スマートフォンの無断チェックは絶対に避けるべきです。
⑥【リスク大】GPSでの追跡や尾行はバレやすい?
GPS機器を使ってパートナーの居場所を追跡したり、自らの手で尾行したりする行為は、極めてリスクが高いと言わざるを得ません。
まず、GPS機器を他人の所有物である車に無断で設置する行為は、プライバシーの侵害にあたる可能性があります。
さらに、その追跡行為が反復・継続的に行われれば、ストーカー規制法における「つきまとい行為」と見なされるリスクもゼロではありません。
また、ドラマのように素人が簡単に尾行できると思ったら大間違いです。
プロの探偵でさえ細心の注意を払う尾行は、一般の方が行えば、人混みですぐに見失ったり、逆に不審な動きから相手に気づかれたりする可能性が非常に高いです。
一度でも「誰かにつけられているかも」と警戒されてしまうと、相手は証拠を残さないよう巧妙に行動するようになり、その後のプロの探偵による調査さえも著しく困難にしてしまいます。
自分で調査する際は、相手に気づかれない「間接的な」情報収集に留めることが鉄則です。
⑦自分で集めた証拠は法的に有効?その限界とは
ご自身で苦労して集めたレシートや行動記録、写真なども、浮気の状況証拠として全く無意味なわけではありません。
これらの証拠は、探偵に相談する際に調査の方向性を定める上で役立ちますし、夫婦間の話し合いで相手に事実を認めさせる材料にはなるかもしれません。
しかし、離婚調停や裁判で慰謝料を請求するという法的なステージに進む場合、その証拠能力には明確な限界があります。
法廷で求められるのは、「不貞行為(肉体関係)があったこと」を客観的に、そして明確に証明する直接的な証拠です。
例えば、調査対象者と浮気相手が二人でラブホテルに出入りする、時間差がほとんどない連続した写真や動画などがそれに当たります。
自分で集めた「二人で食事をしていた」「シティホテルに一緒に入った」という証拠だけでは、「仕事の打ち合わせをしていた」「相談に乗っていただけ」といった言い逃れをされる可能性が高く、不貞行為の証明としては不十分と判断されるケースがほとんどです。
法的な効力を持つ証拠を得ることの難しさを、正しく理解しておく必要があります。
自分でやるのは危険?浮気調査で絶対にしてはいけないNG行動
真実を知りたい一心で、つい冷静さを失い、行き過ぎた行動に出てしまうことがあります。
しかし、その行動があなた自身を法的に、そして精神的に取り返しのつかない状況に追い詰める結果になりかねません。
ここでは、自分で浮気調査を行う際に絶対に避けるべき4つのNG行動を、その危険性とともに詳しく解説します。
感情的にパートナーを問い詰める・カマをかける
不確かな状況証拠しかない段階で、「浮気してるでしょ!」と感情的に相手を問い詰めるのは、最も避けるべき行動です。
もし本当に浮気をしていた場合、相手は即座に警戒し、LINEの履歴を消去したり、浮気相手との連絡手段を変えたりと、証拠を徹底的に隠滅してしまうでしょう。
そうなれば、その後の調査は格段に難しくなります。
逆に、もし浮気が事実でなかった場合、あなたの疑いはパートナーの心を深く傷つけ、夫婦関係に深刻な亀裂を生むことになります。
一度失った信頼を取り戻すのは容易ではありません。「カマをかける」ような言動も同様に、相手にあなたの疑念を悟らせるだけで、何のメリットもありません。
冷静さを保ち、客観的で動かぬ証拠が集まるまでは、たとえ辛くても普段通りの態度を維持することが何よりも重要です。
無断でスマホに監視アプリをインストールする
相手のスマートフォンに無断で監視アプリやスパイウェアをインストールする行為は、プライバシーの侵害というレベルをはるかに超えた、極めて悪質な違法行為です。
これは「不正指令電磁的記録に関する罪(通称:ウイルス作成罪)」に問われる可能性があり、刑事罰の対象となる重大な犯罪です。
このような手段で得たLINEのやり取りやGPSの位置情報などは、いかなる理由があっても裁判で証拠として認められることは絶対にありません。
むしろ、あなたが犯罪者として法的に断罪されるという、最悪の結果を招くだけです。
違法なGPS機器を取り付けて追跡する
前述の通り、他人の所有物である自動車などに、その所有者の許可なくGPS機器を取り付ける行為は、プライバシーの侵害やその他の法律に抵触する可能性があります。
特に、その行為が執拗に行われれば、ストーカー規制法の「つきまとい行為」と見なされ、警察から警告や禁止命令を受けるリスクもあります。
探偵は法律の範囲内で、依頼者自身の所有物である車への設置など、合法的な調査を行いますが、一般の方が同じことを行うと違法行為になるケースがあることを強く認識してください。
法を犯してまで情報を得る行為は、決して許されません。
浮気相手の自宅や職場に乗り込む
パートナーの浮気相手の存在が明らかになったとしても、その相手の自宅や職場に押しかけるといった感情的な行動は絶対にやめましょう。
この行為は、正当な理由なく他人の住居や敷地に立ち入る「住居侵入罪」や、大声を出したり居座ったりして業務を妨害する「威力業務妨害罪」といった犯罪に該当する可能性があります。また、その場で相手を脅したり、「不倫の事実を会社にばらす」などと告げたりすれば「脅迫罪」に、公の場で事実を告げて社会的評価を低下させれば「名誉毀損罪」で、逆にあなたが訴えられてしまうこともあり得ます。
感情的な行動は、あなたを有利にするどころか、複数の罪を重ねる加害者へと転落させるだけです。
そもそも探偵はどこまで調査できる?プロに依頼できること一覧
では、法律を遵守するプロの探偵は、具体的にどのような調査を行うのでしょうか。
探偵は「探偵業の業務の適正化に関する法律(探偵業法)」という法律を遵守し、警察のような特別な権限ではなく、法律で認められた調査手法の範囲内で活動します。
ここでは、探偵に依頼できる主な調査内容を4つ、その専門性と共に詳しくご紹介します。
合法的な尾行・張り込みによる行動調査
探偵の調査手法の根幹をなすのが、尾行と張り込みです。
調査対象者に気づかれることなく、その行動を追跡し、いつ、どこで、誰と、何をしたのかを詳細に記録します。
プロの調査員は、多くの場合2名以上のチームを組み、車両や徒歩など状況に応じて役割分担をしながら、連携して調査にあたります。
専門的な撮影機材や通信機器、そして何よりも長年の経験で培ったスキルを駆使するため、対象者を見失ったり、気づかれたりするリスクを最小限に抑えることができます。
これは、一般の方が単独で行う尾行とは全く異なる、高度な専門技術です。
決定的な不貞行為の証拠撮影(写真・動画)
探偵の調査における最大の目的の一つが、裁判で有効な証拠となり得る「不貞行為」の瞬間を、客観的な形で撮影することです。
具体的には、調査対象者と浮気相手が二人でラブホテルや相手の自宅などに時間差なく出入りする場面などです。
プロは、高性能な暗視カメラや望遠レンズを使用し、夜間や遠距離からでも人物の顔が明確に特定できる、鮮明な写真や動画を撮影します。
このような、言い逃れのできない決定的な証拠こそが、後の慰謝料請求や離婚協議を圧倒的に有利に進めるための強力な武器となります。
浮気相手の身元調査(名前・住所・勤務先など)
パートナーだけでなく、その浮気相手に対しても慰謝料を請求するためには、相手の氏名や住所、場合によっては勤務先といった個人情報が必要になります。
探偵は、尾行によって相手の自宅を特定したり、合法的な聞き込みやデータ調査を組み合わせたりすることで、浮気相手の身元を特定します。
ご自身で相手の情報を調べようとすると、個人情報保護法に抵触したり、つきまといと見なされたりする危険性がありますが、探偵は法的な一線を越えることなく、必要な情報を収集することが可能です。
裁判で使える詳細な調査報告書の作成
全ての調査が完了すると、探偵はその調査結果をまとめた詳細な報告書を作成します。
この報告書には、調査期間、調査対象者の行動記録が、写真や地図を交えて分単位で時系列に沿って記載されます。
いつ、どこで車を降り、どの店に入り、誰と何分間会っていたか、といった客観的な事実のみが淡々と記述されます。
この極めて客観的で詳細な報告書は、裁判においても高い証拠能力を持つ公的な文書として扱われます。
弁護士に相談する際にも、この報告書が一つあるだけで、状況説明が格段に容易になり、話がスムーズに進みます。
探偵の費用はいくらかかる?料金相場と追加料金の仕組み
探偵への依頼を具体的に考える上で、最も気になるのが費用面でしょう。
探偵の料金は決して安価なものではありませんが、その料金体系の内訳や相場を事前に理解しておくことで、不当に高額な請求をされるといったトラブルを未然に防ぐことができます。
浮気調査の料金プラン3タイプと費用相場を比較
探偵事務所の料金プランは、主に「時間料金型」「パック料金型」「成功報酬型」の3つのタイプに大別されます。
時間料金型は、調査員が稼働した時間に応じて料金が発生する最もシンプルなプランで、1時間あたり調査員2名体制で1.5万円から2万円程度が相場です。
パートナーの怪しい日時が特定できているなど、短期間で調査が完了しそうな場合に向いています。
パック料金型は、「調査20時間で〇〇万円」のように、一定の調査時間と基本的な諸経費がセットになったプランです。
料金が明確で予算が立てやすい点がメリットですが、予定より早く調査が終わっても返金されないケースが多いため注意が必要です。
成功報酬型は、調査が成功した場合にのみ報酬が発生するプランで、証拠が取れなければ費用は着手金のみ、あるいは無料というメリットがあります。
しかし、「成功」の定義(例:「浮気の事実確認」か「不貞行為の証拠撮影」か)が事務所によって大きく異なるため、契約前に「何をもって成功とするのか」を詳細に、かつ書面で確認する必要があります。
調査期間や難易度で費用はどれくらい変わるのか
浮気調査の総額は、調査にかかる総時間やその難易度によって大きく変動します。
例えば、調査対象者の警戒心が非常に強い場合や、尾行を警戒して頻繁に振り返る、急に路地に入るなどの行動を取る場合は、調査員の増員やより慎重な対応が必要となり、費用が高くなる傾向があります。また、移動手段が車、電車、徒歩と複雑に変わる場合や、調査現場が出入口の多い大規模な商業施設である場合なども、難易度が高いと判断されます。
一般的に、浮気の証拠を押さえるまでの平均的な調査時間は20時間から30時間と言われており、総額では数十万円から、難易度の高い案件では100万円以上になることも珍しくありません。
事前にパートナーの行動パターンなど、できるだけ多くの正確な情報を提供することが、調査期間を短縮し、結果的に費用を抑える最も有効な手段となります。
どこまでが無料?どこからが有料?相談・見積もりの費用
現在、ほとんどの探偵事務所では、初回の相談や見積もりの作成は無料で行っています。
電話やメール、あるいは対面での相談を通じて、現在の状況や抱えている悩み、調査によって何を知りたいのかを伝えることができます。
それに対して、専門の相談員がどのような調査が可能か、どのくらいの費用がかかりそうかといった概算を提示してくれます。
この段階で、複数の事務所に相談し、対応の丁寧さや専門性、料金体系を比較検討することが、最終的に信頼できる探偵を選ぶ上で非常に重要です。
契約を正式に交わすまでは料金が発生しないのが一般的ですので、まずは安心して相談してみることをお勧めします。
「追加料金なし」は本当?契約前に確認すべき料金の注意点
ウェブサイトなどで「料金一律」「追加料金一切なし」といった魅力的な言葉を見かけても、それを鵜呑みにするのは危険です。
契約書をよく読むと、小さな文字で追加料金の規定が書かれていることがあります。
例えば、調査が深夜や早朝に及んだ場合の割増料金、高速道路代や新幹線代、宿泊費といった実費経費、特殊な撮影機材の使用料など、後から追加で費用を請求されるケースは少なくありません。
契約前には必ず、見積もりに含まれる費用の内訳(人件費、車両代、機材費、報告書作成費など)を詳細に確認し、どのような場合に追加料金が発生するのかを書面で明確にしてもらうことが不可欠です。
少しでも疑問に思う点があれば、納得がいくまで説明を求め、安易に契約しないという慎重な姿勢が大切です。
自分で調査するのと探偵、どちらを選ぶべきか?
ここまで、自分でできる調査とプロの探偵による調査、それぞれのメリットとデメリットを解説してきました。
最終的にどちらの道を選ぶべきか、その判断はあなたの「調査の目的」がどこにあるのかによって決まります。
「浮気の事実を知りたいだけ」なら自分で調査も選択肢に
もしあなたが、離婚や慰謝料請求といった法的な措置は現時点では考えておらず、単に「パートナーが本当に浮気をしているのかどうか、その白黒だけをはっきりさせたい」という目的であれば、ご自身で調査を行うことも一つの選択肢です。
相手に気づかれない範囲で慎重に行動記録をつけたり、クレジットカードの明細を確認したりすることで、ある程度の状況は把握できるかもしれません。
それによって心のモヤモヤが晴れたり、今後の関係を考えるきっかけになったりすることもあるでしょう。
ただし、それはあくまで状況証拠であり、相手が認めなければ「事実」として確定させることは難しいという限界も常に理解しておく必要があります。
「離婚や慰料請求」を少しでも考えているなら探偵一択
一方で、あなたの心の中に少しでも「離婚したい」「浮気相手に慰謝料を請求したい」という気持ちがあるのであれば、その選択肢はプロの探偵に依頼する以外にありません。
法的な手続き、特に裁判というステージを有利に進めるためには、第三者である裁判官を納得させられるだけの、客観的で決定的な証拠が不可欠となります。
自分で集めた曖昧な状況証拠では、相手に巧みに言い逃れをされたり、最悪の場合、証拠能力が認められずあなたの主張が退けられたりするリスクがあります。
あなたの確実な未来と正当な権利を守るために、調査の専門家である探偵の力を借りることが最も賢明で、かつ唯一の選択と言えるでしょう。
自分で調査して失敗した場合の3つのリスク
自分で調査を行うことには、常に失敗のリスクが伴います。
そのリスクは大きく分けて3つあります。第一のリスクは、最も致命的な「相手に警戒され、証拠が取れなくなること」です。
一度あなたの調査がバレてしまうと、相手は証拠を一切残さないようになり、プロの探偵ですら調査が非常に困難、あるいは不可能になります。
第二のリスクは、「夫婦関係の決定的な悪化」です。
万が一、あなたの浮気の疑いが勘違いだった場合、その疑いの目は相手に深い不信感を抱かせ、関係修復を不可能にしてしまうかもしれません。
第三のリスクは、「あなた自身が違法行為に及んでしまうこと」です。
感情的になるあまり、プライバシー侵害や住居侵入といった法を犯し、被害者から加害者へと立場が逆転してしまう危険性があります。
探偵に頼むメリット・デメリットの最終チェックリスト
探偵に依頼する最大のメリットは、法的に有効な証拠を、安全かつ確実に入手できることです。
そして、専門家が調査を代行してくれるため、疑心暗鬼に苛まれる精神的な負担を大きく軽減できることも見逃せません。
あなたは普段通りの生活を送りながら、調査結果を待つことができ、その間に弁護士に相談するなど、冷静に次のステップを考えることができます。
一方、明確なデメリットは費用がかかることでしょう。
しかし、その調査費用は、慰謝料請求が認められた場合、不法行為(浮気)と因果関係のある損害として、一部または全額を相手に請求できる可能性もあります。
あなたの人生の重要な局面において、その投資が将来のために価値あるものかどうかを冷静に判断することが求められます。
探偵への依頼を決めたら?無料相談から契約までの全ステップ
探偵への依頼を決意したら、次は具体的な行動に移ります。
やみくもに探偵社に連絡するのではなく、適切なステップを踏むことが、成功への近道です。
ここでは、相談から契約までの流れを4つのステップに分けて、それぞれのポイントを詳しく解説します。
この流れを理解しておくことで、安心して手続きを進めることができます。
ステップ1:まずは匿名OKの無料相談を活用する
最初のステップは、勇気を出して探偵事務所に相談の連絡をすることです。
多くの事務所では、電話やメール、LINEなどで匿名での無料相談を受け付けています。
まずは、あなたの抱えている悩みや現在の状況を、ありのまま専門の相談員に話してみましょう。
この段階で重要なのは、1社だけでなく複数の事務所に連絡を取り、それぞれの対応や相談員の雰囲気を比較することです。
親身になって話を聞いてくれるか、質問に的確に、そして誠実に答えてくれるかなど、あなたが「この人になら任せられるかもしれない」と感じられるかどうか、その相性を見極めるための大切な機会です。
ステップ2:複数の探偵社から一括で見積もりを取る
いくつかの事務所に相談し、信頼できそうだと感じたら、次に具体的な調査プランと見積もりを依頼します。
同じ「浮気調査」という依頼内容でも、提案される調査方法や料金体系は事務所によって様々です。
最低でも2〜3社から見積もりを取り、料金の総額だけでなく、その内訳(調査員の人数、時間、経費など)、調査内容、期間、報告書の質などを総合的に比較検討しましょう。
この時、料金の安さだけで安易に選ぶのは危険です。
なぜその金額で調査が可能なのか、その根拠を丁寧に説明してくれる誠実な事務所を選ぶことが、後々の「こんなはずではなかった」というトラブルを防ぐ鍵となります。
ステップ3:面談で調査内容と料金を最終確認する
依頼する事務所を1社か2社に絞り込んだら、契約前に必ず対面での面談を行います。
この場で、これまでの相談内容を元にした最終的な調査計画と、詳細な見積もりについて、担当者から改めて説明を受けます。
調査員の人数や稼働時間、使用する機材、報告書のサンプル、そしてどのような場合に追加料金が発生する可能性があるのかなど、細部に至るまでしっかりと確認しましょう。
この時、少しでも疑問や不安に思うことがあれば、遠慮なく質問し、すべてがクリアになるまで話し合うことが大切です。
あなたの納得が、信頼関係の第一歩です。
ステップ4:契約内容をしっかり確認して依頼する
すべての説明に納得ができ、依頼の意思が固まったら、いよいよ契約の締結です。
探偵業法に基づき、正規の探偵事務所は契約時に必ず「重要事項説明書」と「調査契約書」を交付し、内容を説明する義務があります。
これらの書類には、調査の目的や期間、方法、費用総額と支払い方法、守秘義務、そして契約の解除に関する事項などが詳細に記載されています。
契約書の内容を隅々まで自分の目で確認し、口頭での説明と相違がないかをチェックしてください。
その場でサインを急かしたり、契約書を持ち帰って検討することを嫌がったりするような業者は信頼できません。
一度持ち帰り、冷静に検討してから契約を結ぶようにしましょう。
探偵の浮気調査に関するよくある質問(Q&A)
最後に、探偵への浮気調査を依頼するにあたって、多くの方が共通して抱く疑問点について、Q&A形式でお答えします。
Q. 調査していることが相手にバレる可能性はありますか?
A. 信頼できるプロの探偵に依頼した場合、調査が相手に発覚する可能性は極めて低いと言えます。
探偵は、専門的な尾行・張り込みの訓練を受けた調査員が、原則として複数名のチームで、対象者との適切な距離を保ちながら慎重に調査を行います。
しかし、ご依頼者様自身が、パートナーの帰宅後に「今日はどこに行っていたの?」としつこく尋ねたり、普段見ないのにカバンの中を漁ったりと、普段と違う行動を取ることで、相手に「何かおかしい」と感づかれてしまうケースが稀にあります。
調査が成功するかどうかは、探偵のスキルだけでなく、ご依頼者様の協力も不可欠です。
調査期間中は、できるだけ普段通りの生活を心がけていただくことが、調査成功の鍵となります。
Q. 即日で調査をお願いすることはできますか?
A. 「即日対応可能」をウェブサイトなどで謳っている探偵事務所は多く存在します。
しかし、その言葉を鵜呑みにせず、慎重な判断が必要です。効果的で無駄のない調査を行うためには、対象者の行動パターンをある程度分析し、どこに調査員を配置し、どのような機材を準備するのかといった、綿密な調査計画を立てるための準備期間が不可欠です。
ガルエージェンシー船橋の取材によれば、より確実な調査のためには、理想的な準備期間は最低でも1週間とされています。
真実を知りたいと焦るあまり、情報不足のまま即日調査を依頼すると、空振りに終わって費用だけがかかったり、質の低い調査になったりするリスクが高まります。
確実な証拠を得るためには、焦らずに準備を整えることが結果的に近道となるのです。
Q. どんな些細なことでも相談していいですか?
A. もちろんです。
むしろ、ご自身で「こんなことは言うまでもない」「些細なことだ」と思っている情報が、プロの目から見ると、調査の重要な突破口になることは少なくありません。
例えば、「最近、特定の曜日に必ずスポーツジムに行くと言っている」
「見慣れないキャラクターのキーホルダーを持っている」
「車の助手席のシートの位置がいつもと違う」といった情報が、浮気相手との密会日や相手の趣味、人物像を特定する上で非常に役立つことがあります。
どんなに小さなことでも、気になる点があれば遠慮なく探偵に伝えてください。
あなたの記憶や観察眼が、調査の精度を格段に高めることに繋がります。
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