将棋は日本の古典的なボードゲームであり、その歴史は古く、非常に多くの人々から愛されています。
しかし、もし将棋を四人で対局できるとしたらどうでしょうか?
今回のブログでは、"四人将棋" という非常に面白く、誰もが楽しめる新しい将棋のスタイルについてご紹介します。
四人将棋の歴史、基本ルールや駒の動き使い、更に盤面の特徴やシングルス・ダブルスの違いなど、四人将棋について知りたい方にぴったりの記事です。
さらに最近話題の四人将棋アプリも取り上げていますので、取り入れてみたい方にも参考になるでしょう。
四人将棋の世界に新しい風が吹くかもしれませんね。ぜひ、この記事で四人将棋の魅力に触れてみてください。
1. 四人将棋の歴史
四人将棋は1993年に島根県平田市(現在の出雲市)の太田満保市長によって創始されました。
太田市長は将棋の腕前が非常に高く、市役所の職員との対局でも絶対的な強さを誇っていました。
しかし、彼の実力に対抗できなかった市役所の職員たちは、新しいルールでの対局を提案し、それが四人将棋の始まりとなりました。
1993年に島根県平田市の市役所で四人将棋が生まれ、『四人将棋入門』という書籍が発売されました。
将棋会館でも四人将棋セットが販売され、四人将棋は急速に注目を集めました。
翌年の1995年には、スーパーファミコン(SFC)ソフトとして『4人将棋』が発売され、四人将棋は初めてビデオゲーム化されました。
このゲームでは通常の将棋と同じ駒の動きをするものの、相手を詰ますと負けたプレイヤーの盤上の駒が向きを変えて詰ましたプレイヤーのものとなり、手駒も詰ましたプレイヤーに渡されるという特別なルールが採用されました。
初期の四人将棋は日本将棋連盟と提携し、四人将棋セットや入門書の販売、ダブルスルールの全国大会などが開催されました。その人気は高まり、多くの人々に楽しまれましたが、次第にその人気は衰えていきました。
しかし、2015年に設立された日本四人将棋連盟は、四人将棋の再ブームを目指し活動しています。
特にオンライン型の四人将棋アプリの開発に注力し、クラウドファンディングサービス「Motion Gallery」でプロジェクトをスタートさせました。
四人将棋は将棋と麻雀の要素を組み合わせた独特なルールです。
運の要素も含まれているため、将棋が苦手な人でも上級者に勝つことができるとされています。そのため、多くの人々に楽しまれる人気のあるゲームとなっています。
2. 基本ルールと駒の動きの概要
四人将棋は、9x9の盤面を使用し、36枚の駒を使って行うゲームです。
将棋と同様の駒の動きと成駒のルールが適用されます。また、シングルスとダブルスの2つのプレイスタイルがあります。
2.1 ルールの概要
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ゲームはシングルスとダブルスの2つのプレイスタイルがあります。
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シングルスでは、4人が敵同士で対戦します。
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ダブルスでは、2人がチームを組み対戦します。
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王手がかかると、王手をかけたプレーヤーの手番になります。
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複数のプレーヤーに同時に王手がかかった場合には、時計回りに手番が回っていきます。
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自陣の三段目に入ると成駒になることができます。
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詰みになったら負けとなり、玉将が裏返されます。
2.2 駒の動き
四人将棋で使用する駒は、「玉将」、「飛車」、「金将」、「銀将」、「歩兵」の5種類です。
玉将
- 前後左右斜めに1マス進むことができます。
飛車
- 前後左右に何マスでも進むことができます。
金将
- 前後左右斜めに1マス進むことができます。
銀将
- 斜めに1マス進むことができます。
歩兵
- 前方に1マス進むことができます。
以上が基本的な駒の動きです。成駒も同様の動きができるようになります。
2.3 特殊なルール
四人将棋には、特殊なルールもあります。以下にいくつかの特殊なルールを説明します。
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王手と手番: 王手がかかると、王手をかけたプレーヤーの手番になります。複数のプレーヤーに同時に王手がかかった場合には、時計回りに手番が回っていきます。
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自駒の利用: 自分の駒を使って敵玉を詰めることができます。詰めるプレーヤーの手番で敵玉が詰められたと判断されます。
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詰み: 相手の玉を詰めることができたら、そのプレーヤーの勝利となります。詰まれたプレーヤーは負けとなります。
四人将棋は将棋と似た要素がありながらも、独自のルールや特徴を持っています。次のセクションでは、盤面の特徴と回転機能について説明します。
3. 盤面の特徴と回転機能
四人将棋の盤面は通常の将棋と同じく9x9のボードを使用します。この盤面にはいくつかの特徴があります。以下にその特徴と回転機能について説明します。
3.1 盤面の特徴
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正方形のマス: 四人将棋の盤面は将棋と同じく正方形のマスを持ちます。この形状は直感的で使いやすく、プレイヤーにとって視覚的な理解を容易にします。
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大きなマス: 通常の将棋盤よりも大きなマスを持つ四人将棋盤は、駒の移動や配置がしやすいとされています。また、大きなマスは駒の動きや盤面の状況を見やすくし、戦略の立てやすさを高めます。
3.2 回転機能
四人将棋の盤面は、回転機能を備えています。この機能により、プレイヤーは盤面を自由に回転させることができます。回転機能は以下のような利点があります。
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ユーザーフレンドリー: 盤面の回転機能はユーザーフレンドリーな特徴です。プレイヤーは自分の視点に合わせて盤面を回転させることで、より直感的な駒の移動や配置が可能です。
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戦術の立てやすさ: 回転機能により、プレイヤーは盤面の状況を柔軟に分析することができます。特に手詰まりや勝利のチャンスを見逃さず、戦術の立てやすさを高めます。
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戦略の変化: 盤面を回転させることで、プレイヤーは相手の駒の位置や配置を変化させることができます。これにより、新たな戦略や作戦を考えることができます。
4. シングルスとダブルスの違い
四人将棋では、シングルスとダブルスという2つの異なるゲームモードが存在します。それぞれのモードには、特徴やルールの違いがあります。
シングルス
シングルスでは、4人全員が敵同士で戦います。
最後まで詰まされず生き残ったプレーヤーが優勝となります。
以下にシングルスの特徴やルールをまとめました。
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ゲーム終了時に詰まされなかったプレーヤーが優勝となります。
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詰まされた順位は、最初に詰まされたプレーヤーが4位、次に詰まされたプレーヤーが3位となります。
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残った2人は、詰ませた相手の数が多い方が上位になります。もし詰ませた数が同じなら、後に詰ませたプレーヤーが上位となります。
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一度王を詰ませられたプレーヤーは、その後の手番がスキップされます。
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詰ませられたプレーヤーの駒は、詰ましたプレーヤーの持ち駒となります。
ダブルス
ダブルスでは、2人ずつがペアを組み、対戦を行います。一方のペアが詰まされた時点で試合終了となり、詰まされたペアが負けとなります。以下にダブルスの特徴やルールをまとめました。
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2人ずつがペアを組み、対戦を行います。
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自分の手番で相手のペアに王手をかけることは禁じ手ですが、相手の着手によって自分のペアの王にあたりができるのは許されます。
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自分の駒を取り、自分の駒にすることは合法です。
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ペア内での王手は禁止される場合と許される場合があります。禁止される場合は、自分の王がペアの駒の利き筋に進入することも認められません。
シングルスとダブルスは、プレーヤーの数やルールの違いにより、全く異なるゲーム体験を提供しています。どちらのモードも戦略と技術が重要であり、四人将棋の魅力をさらに引き立てています。
5. 四人将棋アプリの開発と特典
四人将棋アプリの開発について
我々一般社団法人日本四人将棋連盟は、四人将棋アプリの開発を目指しています。四人将棋が人気を集めているため、より多くの人々にその魅力を伝えるために、アプリの制作を実現するための資金調達を行います。
プロジェクトメンバーは中司晃貴会長、中田正義副会長、浅川正博理事、綾崎蓮プロ八段、土師紳太郎プロ二段から構成されています。中司会長は一流の四人将棋プレイヤーであり、中田副会長は新進気鋭のプロ選手です。メンバー全員が豪華な戦績を持つ棋士です。
このプロジェクトにより、四人将棋の魅力をより広く世の中に知ってもらうために全力を尽くしています。アプリのリリース予定は2018年4月以降です。
特典について
このプロジェクトへの支援者に対し、いくつかの特典をご用意しています。以下に特典の内容をご紹介します。
- サンクスメール: 支援してくださった皆様に、当連盟の会長から感謝のメールをお送りします。
- 対局ポイント: 5000円以上の支援者には、アプリで使用できる対局ポイントを1〜2ヵ月分付与します。
- ご支援者のお名前掲載: 50000円以上の支援者には、当連盟の公式ウェブサイトにお名前を掲載させていただきます。
- プロ棋士マッチング優先権: 特典を受けた方は、アプリで実際のプロ棋士とマッチングしやすくなります。プロの技を目にする機会が増えます。
- 特別アカウント: 100000円以上の支援者には、特別なアカウントを付与します。このアカウントでは、演出が豪華で特別なシーンを楽しむことができます。
以上が特典の内容となります。支援金額に応じて特典が異なりますので、ご支援いただいた金額に応じて特典をお受け取りいただけます。
私たちは、このプロジェクトを通じてより多くの人々に四人将棋の魅力を伝えるために全力で取り組んでいます。ぜひ皆様のご支援をお願いいたします。
まとめ
四人将棋は1993年に島根県平田市で誕生し、将棋と麻雀の要素を組み合わせた独特なルールで人気を集めました。
シングルスとダブルスの2つのプレイスタイルがあり、9x9の盤面を使用して行われます。また、特徴的な回転機能を持ち、戦略や戦術の立てやすさがあります。
日本四人将棋連盟は四人将棋アプリの開発を目指し、多くの人々にその魅力を伝えるために資金調達を行っています。プロジェクトの支援者には特典が用意されており、対局ポイントやプロ棋士とのマッチング権などが提供されます。
我々は、四人将棋の魅力を広く世の中に知ってもらうために全力を尽くしています。支援いただいた方々には特典を提供し、プロジェクトの成功を共に喜びたいと考えています。
ぜひ皆様のご支援をお願いいたします。四人将棋の魅力を一緒に広めていきましょう!