ニンテンドー3DSソフト『ポケットモンスター X・Y』は、フランスをモチーフとした美しいカロス地方を舞台に、壮大な冒険が繰り広げられる作品です。
シリーズで初めて導入された「メガシンカ」や新タイプ「フェアリー」は、ポケモンの世界の戦略を根底から変え、多くのプレイヤーを熱狂させました。
この冒険の醍醐味の一つが、物語の鍵を握る「伝説のポケモン」たちとの出会いでしょう。
生命と破壊、そして生態系の秩序。カロス地方の根幹をなすこれらの存在は、単なる強力なポケモンというだけでなく、世界の謎を解き明かす上で欠かせない存在です。
「ポケモン XY 伝説」というキーワードでこの記事にたどり着いたあなたは、きっとこれらの強力で希少なポケモンたちの入手方法や、その強さの秘密、さらには色違いの存在について、深く知りたいと思っているはずです。
この記事では、そんなあなたのあらゆる疑問に、専門的な知見から丁寧にお答えします。
メインストーリーで確実に出会う伝説のポケモンから、殿堂入り後の広大な世界であなたを待ち受ける準伝説のポケモン、そして今となっては入手が困難を極める幻のポケモンの情報まで、一匹も取りこぼすことなく、その入手方法を具体的かつ徹底的に解説します。
さらに、伝説以外で「最強」と名高いポケモンたちについても、育成論を交えて深掘りしていきます。
この記事を読めば、ポケモンX・Yにおける伝説のポケモンに関するすべてが分かり、あなたのカロス地方での冒険がより一層豊かなものになることをお約束します。
【完全版】ポケモンXYに登場する伝説・準伝説・幻のポケモン入手方法一覧
ポケモンX・Yには、カロス地方の神話に深く関わる「伝説のポケモン」、殿堂入り後の世界でその強さを試すかのように現れる「準伝説のポケモン」、そして映画やイベントといった特別な方法でしか出会えなかった「幻のポケモン」が登場します。
これらは混同されがちですが、ゲーム内での扱い(特にバトル施設での使用制限など)が異なる重要な分類です。
ここでは、それぞれのポケモンの出現条件や捕まえ方について、具体的な手順を交えながら一匹ずつ丁寧に解説していきます。
【メインストーリーで入手】伝説のポケモン(ゼルネアス・イベルタル・ジガルデ)
ポケモンX・Yの物語のクライマックスを彩るのが、パッケージにも描かれている伝説のポケモン、「ゼルネアス」と「イベルタル」です。
どちらのポケモンに出会えるかは、あなたがプレイしているソフトのバージョンによって決まります。
『ポケットモンスター X』では生命を司るフェアリータイプのゼルネアスが、『ポケットモンスター Y』では破壊を司るあく・ひこうタイプのイベルタルが登場します。
これらのポケモンは、7つ目のジムバッジを手に入れた後、フレア団の秘密基地におけるボス、フラダリさんとの最終決戦の直前で必ず遭遇することになります。
このバトルでは捕獲しない限り物語が一切進行しないため、捕まえ損ねる心配はありません。
さらに、ポケモンX・Yでは伝説のポケモンの個体値のうち、3つの能力が最高値(3V)であることが確定しています。
そのため、厳選(個体値や性格を粘る作業)のハードルが比較的低く、初心者でも安心して強力な伝説のポケモンを仲間にできます。
こだわりたい場合は、戦闘前にレポートを書き、希望の性格(例えば、ゼルネアスなら「おくびょう」や「ひかえめ」、イベルタルなら「おくびょう」など)になるまで粘るのが良いでしょう。
特性「シンクロ」を持つポケモンを先頭に瀕死の状態で置いておくと、同じ性格のポケモンが出やすくなるため、厳選の効率が格段に上がります。
一方、カロス地方の生態系の監視者とされ、ゼルネアスとイベルタルの力を抑制する役割を持つ伝説のポケモン「ジガルデ」は、殿堂入り後に訪れることができる「終の洞窟」の最深部でトレーナーを待っています。
ドラゴン・じめんという固有のタイプを持ち、レベル70と非常に強力ですが、こちらも3Vが確定しています。
洞窟の奥深く、静寂に包まれた空間で鎮座するその姿は、まさに秩序の守護者にふさわしい威厳を放っています。
万が一倒してしまったり、バトルから逃げてしまったりした場合でも、再度殿堂入りすることで何度でも復活するため、万全の準備を整えてから再挑戦することが可能です。
【殿堂入り後に出現】準伝説のポケモン(フリーザー・サンダー・ファイヤー)
エンディングを迎え、カロス地方のチャンピオンとして認められたトレーナーには、さらなる挑戦が待っています。
懐かしいカントー地方の伝説の鳥ポケモンである「フリーザー」「サンダー」「ファイヤー」が、準伝説のポケモンとしてカロス地方の各地を飛び回り始めます。
どのポケモンが出現するかは、冒険の最初に選んだパートナーによって決まるというユニークな仕様になっています。
ハリマロンを選んだ場合はこおりタイプのフリーザー、フォッコを選んだ場合はでんきタイプのサンダー、ケロマツを選んだ場合はほのおタイプのファイヤーが出現します。
これらの鳥ポケモンは、いわゆる「徘徊系」と呼ばれるポケモンで、草むらなどを歩いていると完全にランダムで遭遇しますが、出会ってすぐに逃げてしまいます。
しかし、一度でも出会えばポケモン図鑑で現在の生息地を確認できるようになるため、追跡が可能になります。
「そらをとぶ」で移動すると相手も移動してしまうため、隣接する道路や街を徒歩やローラースケートで行き来しながら、少しずつ追い詰めていくのが定石です。
合計11回遭遇を繰り返すと、彼らは観念したかのようにアズール湾にある「海神の穴」へと移動し、そこでようやく捕獲をかけたバトルに挑むことができます。
固定シンボルとなった後は逃げないので、落ち着いてHPを削り、状態異常にしてから捕獲に臨みましょう。
【ななしのどうくつ】最強の準伝説ポケモン(ミュウツー)の捕まえ方
ポケモンシリーズ最強との呼び声も高く、初代から絶大な人気を誇る伝説のポケモン「ミュウツー」も、殿堂入り後のカロス地方で出会うことができます。
20番道路の奥、迷いの森を抜けた先にある「ポケモンの村」の、さらに奥に存在する「ななしの洞窟」で、ミュウツーは静かに最強の挑戦者を待ち構えています。
殿堂入りしたトレーナーだけが入ることを許されるこの場所は、特別な雰囲気に満ちており、最深部に佇むミュウツーの姿は圧巻の一言です。
レベル70のミュウツーとのバトルは、まさに最終試練と呼ぶにふさわしい白熱の展開となるでしょう。
ミュウツーを捕まえることに成功すると、その場でメガシンカに必要なメガストーン、「ミュウツナイトX」または「ミュウツナイトY」を手に入れることができます。
『ポケットモンスター X』ではエスパー・かくとうタイプとなり物理攻撃が飛躍的に伸びるメガミュウツーXに、『ポケットモンスター Y』ではとくこうがさらに強化されるメガミュウツーYへとメガシンカさせることが可能になります。
捕獲の際は、その高いとくこうからの「サイコキネシス」や、多彩な技範囲を持つ「はどうだん」に注意が必要です。
あくタイプのポケモンで攻撃を無効化したり、ねむりやまひといった状態異常をうまく活用したりと、戦略的な捕獲が求められます。
【期間限定配布】幻のポケモン(ディアンシー・フーパ・ボルケニオン)は今からでも入手できる?
ポケモンX・Yには、通常のプレイでは決して出会えない「幻のポケモン」として、「ディアンシー」「フーパ」「ボルケニオン」の3匹が存在します。
これらのポケモンは、発売当時に劇場版ポケットモンスターの特別前売券の特典や、インターネットを通じた期間限定のイベントなどで配布されていました。
いわ・フェアリータイプのディアンシーはメガシンカすることができ、その美しさと強さで人気を博しました。
エスパー・ゴーストタイプのフーパは、ときはなたれしすがたになるとエスパー・あくタイプに変化し、伝説のポケモンを呼び出すという規格外の能力を持っています。
そして、史上初のほのお・みずタイプであるボルケニオンは、そのユニークな組み合わせと専用技「スチームバースト」で多くのトレーナーを驚かせました。
しかし、これらのポケモンはあくまで「配布」という形でしか入手できなかったため、残念ながら2025年現在、通常のゲームプレイでこれらの幻のポケモンを新たに入手する方法はありません。
今から手に入れるには、過去にイベントで受け取ったプレイヤーと通信交換をしてもらうという、非常に限られた方法しか残されていません。
ポケモンXYにおける色違いの伝説・準伝説ポケモンは入手可能?
ポケモントレーナーにとって、通常とは色の違う「色違いのポケモン」との出会いは、冒険における最高の栄誉の一つです。
その出現確率は非常に低く、まさに奇跡的な出会いと言えます。
では、ポケモンX・Yに登場する強力な伝説・準伝説のポケモンたちは、色違いで出現する可能性があるのでしょうか。
これには「ブロックルーチン」、通称「色違いブロック」と呼ばれるゲームの仕様が大きく関わっています。
ゼルネアスとイベルタルの色違いは出現する?【ブロックルーチン解説】
結論から言うと、ポケモンX・Yのストーリー上で出会うゼルネアスとイベルタルは、色違いで出現することは絶対にありません。
これは「ブロックルーチン」と呼ばれる、特定のポケモンが色違いにならないように意図的に設定されたプログラムによるものです。
物語の重要な場面で登場するポケモンが、ムービーシーンなどで意図しない色で登場してしまうのを防ぐための仕様と考えられており、たとえ何千回、何万回とリセットを繰り返しても、通常色の個体しか出現しません。
彼らの色違いの姿(ゼルネアスは白い体、イベルタルはベーコンのような体色)は、後のシリーズで特別なイベントとして配布されたことがあり、データ上は存在しますが、X・Yのゲーム内で自力で入手することは不可能です。
ジガルデに色違いは存在する?
終の洞窟で出会うジガルデもまた、ゼルネアスやイベルタルと同様にブロックルーチンがかかっています。
そのため、ポケモンX・Yにおいて、通常プレイで色違いのジガルデを入手することは不可能です。
白とミントグリーンを基調とした美しい色違いのジガルデは、後に『ポケットモンスター サン・ムーン』の発売に合わせてイベントで配布され、多くのプレイヤーがその姿を求めました。
X・Yの時点では、その美しい姿を拝むことは叶わないのです。
カントー三鳥(フリーザー・サンダー・ファイヤー)の色違い厳選方法
カロス地方を飛び回るフリーザー、サンダー、ファイヤーには、嬉しいことにブロックルーチンは設定されていません。
そのため、多大な労力と時間、そして運が必要になりますが、色違いを入手するチャンスがあります。
色違いになるかどうかの判定は、徘徊中に遭遇した時ではなく、11回遭遇した後の「海神の穴」での固定シンボルとのバトル直前に行われます。
具体的な手順としては、まず海神の穴でポケモンのシンボルの前で必ずレポートを書き、そこからバトルを開始します。
戦闘画面で色違いでなければ、ニンテンドー3DS本体の「L+R+START(またはSELECT)」ボタンを同時に押してソフトリセットを行い、レポートを書いた地点からやり直します。
この作業を、色違いが出現するまで延々と繰り返します。
冒険の途中で手に入る「ひかるおまもり」を持っていれば、色違いの出現確率を上げることができるため、厳選を行うなら是非とも入手しておきたい道具です。
ミュウツーの色違いは粘れる?
最強の伝説ポケモン、ミュウツーもブロックルーチンの対象外です。
したがって、ななしの洞窟でミュウツーと戦う前にレポートを書いておけば、色違いが出現するまでリセットを繰り返す「色違い厳選」が可能です。
緑色の尻尾を持つ鮮やかな色違いのミュウツーは、多くのトレーナーの憧れの的です。カントー三鳥と同様に、「ひかるおまもり」と「シンクロ」要員を準備し、根気強く挑戦しましょう。
どちらのポケモンも出現確率は非常に低いですが、困難を乗り越えて美しい色違いの伝説ポケモンを捕まえた時の達成感は、何物にも代えがたいものがあるでしょう。
伝説だけじゃない!ポケモンXYの最強ポケモン候補は誰?
ポケモンX・Yの魅力は、物語の主役である伝説のポケモンだけにとどまりません。
ストーリー攻略を力強く支えてくれる頼もしい仲間や、殿堂入り後の「バトルハウス」や世界中のプレイヤーとの対戦で活躍する強力なポケモンたちも数多く存在します。
ここでは、伝説以外で「最強」と呼ぶにふさわしい、カロス地方を代表するポケモンたちを紹介します。
ストーリー攻略で大活躍するおすすめポケモン一覧
広大なカロス地方の冒険をスムーズに進める上で、バランスの取れた強力なポケモンを仲間にすることは非常に重要です。
特に、シャラシティのジムリーダーであるコルニさんからストーリーの途中で譲り受ける「ルカリオ」は、メガシンカすることで攻守にわたって高い能力を発揮し、多くのトレーナーのエースとして最後まで活躍します。また、序盤の森で捕まえられる「ヤヤコマ」の最終進化形である「ファイアロー」は、高い素早さと強力なひこうタイプの技で、ストーリー攻略を大いに助けてくれるでしょう。
さらに、今作で初登場したはがね・ゴーストタイプの「ギルガルド」は、特性「バトルスイッチ」によって攻撃と防御のフォルムを切り替えることができ、攻守ともに隙のない強力なポケモンとして君臨します。
これらのポケモンを育成することで、旅は格段に楽になります。
カロス地方の600族(ヌメヌメドラゴン)の入手方法と育成論
各地方に一匹は存在する、種族値の合計が600に達する、いわゆる「600族」のポケモンは、準伝説ポケモンに匹敵するほどの圧倒的な強さを誇ります。
カロス地方における600族は、ドラゴンタイプの「ヌメルゴン」です。その進化前である「ヌメラ」は、14番道路の湿地帯に低確率で出現します。
ヌメルゴンは非常に高い特殊耐久力と、「りゅうせいぐん」「だいもんじ」「ヘドロウェーブ」といった広い技範囲を持っており、多くの特殊アタッカーとの撃ち合いに強いのが最大の特徴です。
特性「そうしょく」でくさタイプの技を無効化したり、「ぬめぬめ」で接触してきた相手の素早さを下げたりと、戦略の幅も広いです。
「とつげきチョッキ」を持たせて特殊方面に特化させる育成論は、対戦環境でも大きな存在感を示しました。
最初に選ぶべき御三家ポケモンはどれ?最終進化と特徴を比較
冒険の始まりで出会う3匹のパートナー、「ハリマロン」「フォッコ」「ケロマツ」は、それぞれが個性的で強力な最終進化を遂げます。
くさ・かくとうタイプの「ブリガロン」は、専用技「ニードルガード」で相手の攻撃を防ぎつつダメージを与える物理アタッカーです。
ほのお・エスパータイプの「マフォクシー」は、高いとくこうから多彩な特殊技を放ちます。
そして、みず・あくタイプの「ゲッコウガ」は、特性「へんげんじざい」によって繰り出す技と同じタイプに自身のタイプを変化させることができます。
これにより、全ての技をタイプ一致で放つことができ、その変幻自在の戦い方で対戦環境を席巻しました。
どのパートナーを選ぶかによって、序盤の難易度や旅のスタイルが大きく変わるため、自分のプレイスタイルに合った一匹を選ぶことが、カロス地方を制する第一歩となります。
四天王・チャンピオンが使用するポケモンと弱点まとめ
ポケモンリーグで待ち受ける四天王とチャンピオンは、カロス地方最強のトレーナーたちです。
彼らに勝利して初めて、真のエンディングを迎えることができます。
一人目のパキラさんはほのおタイプの使い手で、カエンジシやファイアローなどを使用します。
みず、いわ、じめんタイプの技で攻略しましょう。
二人目のズミさんはみずタイプの使い手で、ブロスターやギャラドスなどが相手です。
でんき、くさタイプの技が有効です。
三人目のガンピさんははがねタイプの使い手で、クレッフィやギルガルドといった厄介なポケモンが揃っています。
ほのお、かくとう、じめんタイプの技で弱点を突ききましょう。
そして四人目のドラセナさんはドラゴンタイプの使い手。ドラミドロやオンバーンといった強力なドラゴンが立ちはだかります。
今作から登場したフェアリータイプの技が非常に有効で、こおりタイプの技も効果抜群です。
最後に立ちはだかるチャンピオンのカルネさんは、女優としても活躍する華やかなトレーナーですが、その実力は本物です。
ルチャブル、ガチゴラス、アマルルガ、パンプジン、ヌメルゴン、そして切り札のメガサーナイトという、非常にバランスの取れたパーティを操ります。
特にメガサーナイトは高いとくこうから強力なフェアリー技を放ってくるため、どくタイプやはがねタイプの技を持つポケモンで対策を練ることが勝利への近道です。
ポケモンXYの伝説のポケモンに関するよくある質問
最後に、ポケモンX・Yの伝説のポケモンに関して、多くのプレイヤーが抱くであろう細かな疑問について、Q&A形式で分かりやすくお答えします。
ソフト1本でゼルネアスとイベルタルを両方入手する方法はありますか?
残念ながら、『ポケットモンスター X』ではゼルネアスのみ、『ポケットモンスター Y』ではイベルタルのみしか入手できず、1本のソフトで両方を捕まえることはできません。
これはポケモンシリーズの伝統的な仕様です。
もう一方の伝説のポケモンを入手するためには、違うバージョンのソフトを持っている友人や他のプレイヤーと通信交換を行う必要があります。
当時はインターネット上の交換掲示板やGTS(グローバルトレードステーション)も活発でしたが、サービスが縮小した現在では、身近な友人とのローカル通信が最も確実な方法と言えるでしょう。
ジガルデ・セルとジガルデ・コアはどこにありますか?
「ジガルデ・セル」と「ジガルデ・コア」を集めて、ジガルデを10%フォルムやパーフェクトフォルムに変化させるという要素は、後の作品である『ポケットモンスター サン・ムーン』で初めて導入されたシステムです。
そのため、『ポケットモンスター X・Y』の世界には、これらのアイテムは一切存在しません。
X・Yで入手できるジガルデは、へびのような姿をした「50%フォルム」と呼ばれる形態のみとなります。
ジガルデが真の力を発揮する物語は、アローラ地方で描かれることになります。
ポケモンバンク終了後、過去作からポケモンを連れてくる方法は?
ニンテンドー3DSのオンラインサービスが段階的に終了していく中で、「ポケモンバンクが使えなくなった後、昔のソフトで育てたポケモンをX・Yに連れてこられるの?」という疑問は、多くのトレーナーが抱く切実なものです。
結論からお伝えすると、ポケモンバンクのサービスが完全に終了してしまった場合、過去の作品からポケモンX・Yへポケモンを連れてくる公式な方法はなくなってしまいます。
「ポケモンバンク」とは、インターネット上の自分専用のボックスに最大3000匹のポケモンを預けることができる、ニンテンドー3DS用のソフトです。
そして、その関連ソフトである「ポケムーバー」を使うことで、『ポケットモンスター ブラック・ホワイト・ブラック2・ホワイト2』からポケモンバンクへ、一方通行でポケモンを転送することができました。
そして、ポケモンバンクに預けたポケモンを、ポケモンX・Yで引き出すというのが、過去作からポケモンを連れてくる唯一の公式ルートでした。
2023年3月にニンテンドー3DSのeショップがサービスを終了しましたが、それに伴いポケモンバンクは無料で利用できるようになりました。
しかし、これはあくまで暫定的な措置であり、将来的にサービスが完全に停止する可能性が公式に示唆されています。
サービスが利用できる現状では、まだポケムーバーを使って第5世代からポケモンを連れてくることが可能です。
大切なポケモンがいる場合は、サービスが利用できるうちにポケモンバンクを経由してX・Y、さらには最新作へと繋がる「Pokémon HOME」へと移動させておくことが強く推奨されます。
もしポケモンバンクのサービスが完全に終了してしまった未来において、過去作のポケモンをX・Yで手に入れる方法を考えるならば、残された手段は「通信交換」のみとなります。
すでにポケモンX・Yや後続の『オメガルビー・アルファサファイア』に過去作のポケモンを連れてきている他のプレイヤーとローカル通信やインターネット通信で交換してもらうことで、あなたのカロス地方の冒険に、懐かしいパートナーを迎え入れることができます。
オンラインサービスが終了した後も、顔を合わせられる友達とのローカル通信の価値は、より一層高まるでしょう。